こんばんわ。
シングルマザーを目指している離婚調停中の子だくさんママのろびんです。
DVを受けたら後遺症が残るの?どんな後遺症があるの?など、多産DVの被害者である私の経験をもとに記事を書いています。
コロナの影響で、周りとの関りが減ったことでDVの相談件数も増えたといわれています。
私がDVを受けていた時期はコロナ過ではありませんでしたが、それでも周りには伝えることが出来ず、家を出たと知った友人たちは驚いていました。
そもそもDVとは?という部分から、DVについて書いていきます。
ドメスティックバイオレンス(DV)とは
ドメスティックバイオレンス(DV)とは、パートナー、家族、同居人、前者らの一員、またはそうでなくとも恋愛関係にある人からの、身体的・性的・心理的・経済的な虐待または脅迫のことを指します。
DVを受けた人が周囲に相談しにくい状況にあることも多く、孤立していくことでますますDVが酷くなることもあります。
近年、DVに対する意識が高まり、国際的な取り組みが進められています。
しかし、未だに多くの人がこの問題に苦しんでおり、根本的な解決に向けた取り組みが必要とされています。
DV・モラハラを受けている時の心理状況とは
よく、DVについて話す中で
『逃げたらいいじゃん』
『助けを求めればいいじゃん』
などいわれることがあります。
実際にDVを受けている最中の心理状態について解説していきます。
恐怖を感じる
シンプルに恐怖を感じます。
突き飛ばす、殴る、蹴る、無視する、舌打ちをする、睨みつけるなど、様々なDVがありますが、どの状況であってもまずは恐怖を感じます。
自分を責める
自分の何が悪くてパートナーは怒っているのだろうと、自分を責めることが多くあります。
冷静に考えるとDV加害者側に問題があることは明確なのですが、DVを受けている最中は自分が悪いのだと感じてしまいます。
無力感を抱く
DVを受けている女性にとっては、パートナーからの暴力に対して何度も抵抗した結果、助けを得られないという経験やさらに暴力を受けるという経験を繰り返すことで無力感を抱きがちです。
自分で問題を解決できる自信を失い、解決することすらあきらめてしまいます。
我が家の場合
元々私は気が強い方ではあるのですが、『怒鳴られる』という経験が少ない家庭で育ちました。
結婚してすぐに旦那と喧嘩をして初めて怒鳴られました。
その時、恐怖を感じ、旦那からしてみれば怒鳴ることで大人しくなると印象付けたのかもしれません。
そこからは旦那はことあるごとに怒鳴るようになりました。
自分が悪くても都合が悪い方に話が進むと怒鳴る。
暴力は少ないけれど、大きな声を出して怒る。
その声が怖いので、怒らせないように生活するようになっていき、怒らせてしまうと自分が悪かったと思い、反省する毎日でした。
常に選択肢を間違えないように生活していました。
たとえば、出先で外食をしようといわれて『何食べたい?』と聞かれた時。
食べたいものを素直に答えることはできません。
その時、旦那が食べたいのではないかと思うものを答えなければ怒られます。
『あなたは何が食べたいの?』と聞いたところで『いや、お前が食べたいものを聞いてる』といわれます。
すごく考えて答える必要があるんですが、時間がかかりすぎるとそれも怒ってしまって、『帰る』と言い出します。
そうなってしまった帰りの車の運転はとても荒く、恐怖しかありません。
帰宅後はそのまま『俺は出かける』と言ってどこかへ行ってしまいます。
当時私は車の免許を持っていなかったので、食材の買い出しに行ってない時はあるものでとりあえず子どもたちのご飯だけは何とか作りますが、自分の分はないなんてことは日常茶飯事でした。
DV・モラハラによる後遺症
別居や離婚などで加害者と離れることが出来たら終わりではありません。
DVには後遺症があります。
身体的後遺症
身体的な暴力を受けた場合は、傷跡、骨折、打撲、内臓損傷、生殖器の損傷、妊娠中絶や流産、性感染症など、様々な身体的な後遺症を抱えることがあります。
心理的後遺症
PTSD(心的外傷後ストレス障害)、うつ病、不安症、自殺念慮、自己否定感、統合失調症などの心理的な後遺症を抱える場合があります。
私の抱える後遺症
性的暴力はありましたが、身体的な後遺症は幸いありません。
主に心理的後遺症が残ってしまっていて、
・男性の大きな声が怖い
男性の大きな声を聞くだけで心臓がドクンとなり、酷いときはその場から動けなくなってしまいます。
怒っている声ではなくても、男性の大きな声が怖いのです。
・怒っている人が怖い
男性、女性問わず、怒っている声や喧嘩調の声を聞くと怖くなります。
怒っている人が怖い。
自分が何かしたのではないかと、瞬間的に頭をよぎってしまって、恐怖心に支配されてしまいます。
・買い物に行けない
買い物の最中に旦那が欲しいといったものを金銭的な余裕がなかったので、買えないと伝えると怒ることが多かったり、見たいものがあって止まって見ている間に旦那が気づかずにそのまま歩いて行ってしまったことではぐれてしまい怒られたりと、買い物に行くと怒られる経験が多かったので買い物に行くとパニックになったり、過呼吸を起こすことがあります。
・自己肯定感が低い
常に『出来の悪い嫁』『お前はおかしい』と言われてきたので、自己肯定感が低いです。
自分の考えに自信が持てません。
・フラッシュバック
怒られた時のことを急に思い出して、パニック状態や過呼吸になることがあります。
・拒食
旦那が作ったものを食べるときは、最高の笑顔で大げさなくらいに美味しいと表現しないと怒られたり、お腹が空いていなくても一緒に食べないと怒ったり、旦那が食べたくないものを食卓に出すと機嫌が悪くなったりしていたので、食事に対しての恐怖心があります。
そのため、食べることが出来なくなることがあります。
・不眠症
寝ていると布団に入ってきて、性的暴力を受けていたため、寝ることに恐怖心があります。
特に朝方が多かったので、眠れたとしても朝方に眠りが浅くなったり、目が覚めてしまいます。
これは今でも毎日続いていて、一番ひどい後遺症です。
睡眠ログを付けるとこうなります。
0時に寝ようとしてスタートしていますが、眠るまでに1時間かかっています。
4時に浅くなっているのは、この時間に性的暴力を受けることがほとんどだったので、恐らく後遺症です。
毎日記録しているわけではありませんが、何時に寝ても4時前後に眠りが浅くなったり、覚醒してしまっていることが多いです。
まとめ
DVとはという部分から、被害を受けている時の心理状況、後遺症について書かせてもらいました。
私の場合は【多産DV】を受けて、常に妊娠しているか育児に追われる生活をしていました。
詳しくはこちら↓
家事育児に追われて社会との関りが減り、判断能力も低く、その狭い家庭という中で、モラハラ、DVの被害に遭い、逃げることも助けを求めることもできませんでした。
【多産DV】も含めて『逃げたらいい』『助けを求めたらいい』という意見を見聞きしますが、出来ない状況に追い込まれるのがDVです。
自分が被害者だと気づくこともできないのがDV・モラハラです。
そして、逃げることが出来たとしても【後遺症】に苦しみます。
現在私は家を出て、別居中です。
家を出てすぐ離婚調停を申立てましたが、一度も調停に姿を現すことすらせず、裁判所からの電話にでることもなく、不成立で終わっています。
『パパの夢はママと別れることだ』と子どもたちに言っていたにも関わらず、応じてくれません。
来週また申立てる予定なので、そちらも随時、更新していきたいと思います。
少しでもDVやモラハラに苦しむ人が救われるように、理解してもらえるように、発信し続けていこうと思っていますので、よろしければほかの記事も読んでいただければ幸いです。