こんにちは、ろびんです。
この記事は、婚姻費用の調停が不成立になったあと、「審判」という手続きで裁判所に金額を決めてもらうまでの流れを、私の体験をもとに説明するものです。
調停が不成立になったとき、正直かなり落ち込みました。でも、調停が終わりではなかった。むしろ、そこからが「法律の力を借りて戦う本番」だったんです。
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そもそも「審判」って何?
調停は「話し合い」です。双方が納得しなければ成立しない。
でも審判は違います。裁判官が「この金額を払いなさい」と決定を出してくれる手続きです。当事者が合意しなくても、裁判官が決めてくれる。それが審判の一番大事なポイントです。
婚姻費用の審判で金額を決める際には、「婚姻費用算定表」という基準が使われます。夫婦それぞれの収入と、子どもの人数・年齢をもとに算出される仕組みです。
審判の流れ:調停不成立から確定まで
STEP 1:調停不成立 → 自動的に審判に移行する
婚姻費用分担調停が不成立になると、新たに申立てをしなくても、自動的に審判手続きに移行します(家事事件手続法272条3項)。
つまり「調停が終わった=終わり」じゃないんです。同じ事件番号のまま、審判として引き継がれます。
夫が調停に1度も来ませんでした。約5ヶ月間、毎回1人で裁判所に通い続けましたが、相手方が来ないまま不成立に。調停委員の方から「自動的に審判に移行します」と説明を受けたとき、悔しさもありましたが、少し前に進めた安堵感が混ざった不思議な気持ちでした。
STEP 2:審問期日の通知が来る
審判に移行すると、裁判所から審問期日(裁判官と直接話す日)の通知が届きます。
調停不成立から2週間〜1ヶ月程度で期日が設定されることが多いようです。
この期日では、裁判官が直接双方の話を聞きます(「審問」)。調停委員ではなく、裁判官と向き合う場面です。
STEP 3:追加書面・証拠を提出する
審判期間中は、自分の収入や生活状況を証明する書類を追加提出できます。審問期日の1週間前までに提出するのが目安とされています。
提出できるものの例:
- 給与明細・源泉徴収票
- 医療費や教育費の領収書
- 子どもの生活にかかる費用の記録
- 相手の収入を裏付ける資料(わかる範囲で)
ほとんどが離婚調停でも出した書類だったので、新しく提出する書類はありませんでした。
私の場合は、夫の収入がわかるものが2年前の物しかなかったので、現在の収入がわかるものがあれば追加で提出できますといわれました。
調停が長引いて自分と相手の収入が変わっている場合は追加提出するのがいいと思います。
STEP 4:審判書が届く
審問が終わると、裁判所が内容を検討し、審判書を作成します。審理終結から通常1〜2ヶ月後に届きます。
審判書には「毎月〇万円を申立人に支払え」という内容が記載されています。この決定が出れば、法律上の根拠ができます。
STEP 5:2週間で確定(即時抗告がなければ)
審判書が届いてから2週間以内に「即時抗告」という異議申立てができます。相手方が2週間以内に抗告しなければ、審判は確定します。
確定した審判書は、「債務名義」と呼ばれる法的な強制力を持つ書類になります。これがあれば、払ってもらえない場合に強制執行ができます。
相手から即時抗告がありました。「今までどれだけ裁判所から連絡しても、音信不通だったのに!?」と驚きました。もちろん棄却。ただ棄却されてほっとしたのも束の間、その際に再度金額の計算が行われ、申し立てていた金額より5千円ほど少なくなってしまいました。抗告されて計算し直したら少なくなるって……なんとも言えない理不尽さでしたが、確定したことで気持ちを切り替えました。ちなみに確定後も支払いは一切なく、強制執行に進むことになります。
審判にかかった期間(目安)
婚姻費用の審判は、調停不成立から3〜6ヶ月程度かかることが多いと言われています。
ただし、相手の出方や書類の状況によって変わります。
弁護士なしで審判を乗り越えて気づいたこと
審判は「話し合い」ではなく「裁判官が決める」手続きなので、調停より怖いイメージがあるかもしれません。でも実際は、弁護士なしでも乗り越えられました。
大事なのは、自分の収入と相手の収入の差をきちんと示すこと。算定表に当てはめれば、感情論ではなく数字で決まります。
裁判官と話す時間があったというだけで、ものすごく色々聞かれるとか言ったこともなく、普通に話をするという感じでした。
夫が一切連絡も取れなかったので、悪質と判断されていたせいもあるかもしれません。
まとめ:審判は「諦めなかった人のための制度」
調停が不成立になっても、審判があります。
審判書が届いても払ってもらえなければ、強制執行があります。
段階はあるけれど、法律はちゃんと弱い立場の側を守ろうとしている。そう信じてとにかく前に進み続けました。
次のステップ(強制執行)についてはこちら↓
養育費・婚姻費用を確実に受け取りたい方へ——
払ってもらえるか不安な方は、保証サービスの利用も選択肢のひとつです。
📝 免責事項
この記事は私・ろびん個人の体験をもとにした情報提供です。法的なアドバイスではありません。個々の状況によって手続きや結果は異なります。具体的な手続きについては専門家にご相談ください。


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